電車賃
でんしゃちん
名詞
標準
train fare
文例 · 用例
しかし今晩は、出掛けるために電車賃が一銭もないのであつた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
彼はズツと離れた郊外にゐたし、彼の友人や知人はみんな市内やまた他の方面の郊外にゐたので、彼は電車賃がないとなれば、誰かが遊びに来るのを待つてゐて、遊びに来た者から借りるか、それとも本を売るかしなければならないのだつた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
それから往復の電車賃を差引くと、やつと五等の入場料が残るだけで心細かつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
帽子も羽織も質に入れたくらいなら電車賃がないという事も可能である。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
――電車賃かして下さい。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
そして、姉さんと一緒に銀座迄買物に来たのだが、はぐれてしまって、電車賃もないし、家へ帰れない――とこう云うのだ。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
一つは電車賃さえ倹約の身の上だが、急いで用も無い身体である。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
まあ何て私は馬鹿だらう、田舍者みたいに電車賃を二度取りされてさ!
— 石川啄木 『我が最近の興味』 青空文庫
作例 · 標準
忘年会で飲みすぎて、帰りの電車賃をなくしてしまった。
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交通系ICカードがあれば、いちいち電車賃を計算しなくて済む。
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「えー、こんなに遠いのに電車賃、意外と安いんだね!」
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