顔面蒼白
がんめんそうはく
名詞名詞-の形容詞
標準
one's face turning pale (ashen)
文例 · 用例
とき折その可能を、ふと眼前に、千里|韋駄天、万里の飛翔、一瞬、あまりにもわが身にちかく、ひたと寄りそわれて仰天、不吉な程に大きな黒アゲハ、もしくは、なまあたたかき毛もの蝙蝠、つい鼻の先、ひらひら舞い狂い、かれ顔面蒼白、わなわなふるえて、はては失神せんばかりの烈しき歔欷。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
絶望 公判廷を出て東京刑務所に護送される途すがら、自動車の中で支倉は顔面蒼白、或いは痛恨し、或いは憤懣し、意気頗る上らなかった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
いよいよ力を合せて父の仇討ちに精を入れようというわけで、まず元服の報告に母を訪ねると、喜んでくれるかと思いのほか、母はにわかに顔面蒼白、気を失わんばかりによろめく身体をようやく支えて、「出家して父の後生を弔ってくれるかと思いのほか、一人ぎめの元服とは言語道断。
— 坂口安吾 『曾我の暴れん坊』 青空文庫
顔面蒼白、額は広く眼光鋭し。
— 坂口安吾 『狼園』 青空文庫
「ヤ、どうしたの」 ときくと、石川淳は顔面蒼白、紙の如しとはこの顔色である。
— 熱海復興 『安吾巷談』 青空文庫
ジイサンはジタリジタリ脂汗をしたたらせて顔面蒼白息をきらして後退する。
— 飛燕流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫
三分もたつと、みんな顔面蒼白となり、言葉を失ってノビたのである。
— 安吾・伊勢神宮にゆく 『安吾の新日本地理』 青空文庫
それからおきせにいい寄るくだりでも始めはおきせを斬るという、が、愕かない、そこで、では面目ないから手前が切腹するという、やはりどうぞ御勝手にと愕かない、最後に、ではこの真与太郎殿を殺すといわれ、初めておきせは顔面蒼白してしまう。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は幽霊のうわさを聞いて、みるみるうちに顔面蒼白になった。
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プレゼンテーションの失敗が発覚し、部長は顔面蒼白で立ち尽くしていた。
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体調が悪いのか、彼の顔面蒼白な様子を見て心配になったよ。
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「え、財布がない!」と叫んだ瞬間、弟の顔面蒼白な顔が忘れられない。
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