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読心

どくしん
名詞
1
標準
文例 · 用例
そこで庄屋殿が例えば「狸」と仰せられると加八は一同の顔色を注意深く観察して誰が「狸」であるかを観破するために云わば読心術の練習のようなことをする。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
私がカーペンターの Principles of Mental physiology で無意識脳作用といふ事を初めて学び、千里眼だの、メスマリズムだの、スピリチュアリズムだの、読心術だの、卓子転だの、卓子談だのを知つたのは明治十四五年の頃であつたと思ふ。
坪内逍遙 斎藤緑雨と内田不知菴 青空文庫
さて、あのレナウの詩ですが、それを用いて、僕が一種の読心術に成功したのです。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
吾輩はこれで読心術を心得ている。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
すくなくとも従来の精神科学が問題にして来た幽霊現象とか、メスメリズム、透視術、読心術なぞとは全く違った純科学的な研究態度をもって、精神科学の進むべき大道を切り開いているものである事を、私は特に、今一度、私の専門の立場から、強く裏書きしておく者である。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
妾は貴方の小説が一番好きよ、肩が張らなくツて読心が好いツと。
内田魯庵 犬物語 青空文庫
石盤書記、神秘台、読心術、交霊術、結晶凝視等々の降神会式魔術で真実を知ろうとするようなことはタブーだ。
平林初之輔 文芸は進化するか、その他 青空文庫
貴様、読心の術を心得おると見えるな」「へっへ。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫