自活の道
じかつのみち
表現名詞
標準
independent living
文例 · 用例
一家分散し、彼等は大阪に出て思い/\の自活の道を求めた。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
その日は、父の歿後、和歌山県湯浅村の故郷を後に、きょうだい散り/\に自活の道を求めて上阪してから丁度十日目だった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
一生、結婚できなくとも、母を助け、妹を育て、それだけを生き甲斐として、妹は、私と七つちがいの、ことし二十一になりますけれど、きりょうも良し、だんだんわがままも無くなり、いい子になりかけて来ましたから、この妹に立派な養子を迎えて、そうして私は、私としての自活の道をたてよう。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
その時妾は母に向かいこれまでの養育の恩を謝して、さてその御恵みによりてもはや自活の道を得たれば、仮令今よりこの家を逐わるるとも、糊口に事を欠くべしとは覚えず。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
七 髪結洗濯 女史と相別れし後、妾は土倉氏の学資を受くるの資格なきことを自覚し、職業に貴賤なし、均しく皆神聖なり、身には襤褸を纏うとも心に錦の美を飾りつつ、姑らく自活の道を立て、やがて霹靂一声、世を轟かす事業を遂げて見せばやと、ある時は髪結となり、ある時は洗濯屋、またある時は仕立物屋ともなりぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
」 * その晩の話を綜合して想像すると、境遇のため泥水稼業に堕ちた可哀相な気の毒な女があって、これを泥の中から拾い上げて、中年からでも一人前になれる自活の道を与える意で、色々考えた結果がココの女の写真屋の内弟子に住込ませて仕込んでもらってるらしかった。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
学校を出て大学に入れば、自活の道も容易に見出されると思っていた。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
年とつた製粉場主はランキン夫人からチエスタ孃の話を聞いて、健氣にも自活の道を立てゝゐるそのか細い、孤獨の娘に直ぐ心を惹かれるやうになつた。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫
作例 · 標準
彼は実家を出て、東京で自活の道を選んだ。
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この奨学金は、若者が自活の道を歩むための支援となる。
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将来のために、自活の道を模索している。
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