月の海
つきのうみ
表現名詞
標準
lunar mare
文例 · 用例
その停止している所は、舌の先のようで、お正月の海鼠餅の格好だ。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
」 氏の笑い声が、はたはたと、八月の海岸地の繁茂する野菜畑に響き渡った。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
敵 私をしんに否定し得るものは、(私は十一月の海を眺めながら思う。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
自分も―― 刹那だがもうその後は政枝の魂は生死を越えて冴えた明月の海に滑らかに乗っていた。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
」 京子は、五月の海のようにさわやかに笑った。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
・雑草に夜明けの月があるしづけさ・笹のそよぎも梅雨らしい雨がふりだした あたゝかく日がさすところよい石がある・五月の海は満ちて湛へて大きな船 故郷にて・螢ちらほらおもひだすことも 六月十五日 晴れたり曇つたり、梅雨らしく。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
―― 大船へ二十何町かあると同じくらい海岸からも引込んでいるから、私どもの生活は、八月の海辺風物――碧い海、やける砂、その上に拡げられた大きな縞帆のような日除け傘、濃い影を落して群れる派手なベイジング・スウトの人々などという色彩の濃い雰囲気からは全く遠い。
— 宮本百合子 『この夏』 青空文庫
二月の海浜は、まして避寒地として有名でもない外海の浜はさびれていた。
— 宮本百合子 『海浜一日』 青空文庫
作例 · 標準
アポロ宇宙船は、静かの海と呼ばれる月の海に着陸した。
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望遠鏡で月の海を観察すると、その広大さに驚かされる。
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月の海は水があるわけではなく、暗い部分を指す言葉だ。
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