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才槌

さいづち
名詞
1
標準
small wooden mallet
文例 · 用例
で、それが一旦昇降口へ吸込まれて、此処で又|紛々と入乱れ重なり合って、腋の下から才槌頭が偶然と出たり、外歯へ肱が打着かったり、靴の踵が生憎と霜焼の足を踏んだりして、上を下へと捏返した揚句に、ワッと門外へ押出して、東西へ散々になる。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
四角い顔の才槌頭だった。
長谷川時雨 西洋の唐茄子 青空文庫
テンコツさん森口嘉造氏はそこら一帯の大屋さんで、口利きで、対談事、訴訟にもおくれをとらぬ人、故松助演じるところの『梅雨小袖』の白木屋お駒の髪結新三をとっちめる大屋さん、鰹は片身もらってゆくよの型で、もちっとゴツクした、ガッチリした才槌頭である。
長谷川時雨 テンコツさん一家 青空文庫
しかし、顔は極めて美しく、とうてい現在の十四郎が、父であると思われぬほどだが、奇態な事は、大きな才槌頭が顔のほうにつれて盛上ってゆき、額にかけて、そこが庇髪のようなお凸になっていた。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
と額に太い青筋を出して、お島を押退けながら、 助「まだお位牌を入れないから構う事アない……見ていろ、ばら/\にして見せるから」 と助七は才槌を揮り上げ、力に任せて何処という嫌いなく続けざまに仏壇を打ちましたが、板に瑕が付くばかりで、止口釘締は少しも弛みません。
三遊亭圓朝 名人長二 青空文庫
恒「なに此の野郎、ふざけて居やがる、此の才槌で棚を毀したから己が此の野郎の頭を打毀してやるんだ」 と才槌を振り上げました。
三遊亭圓朝 名人長二 青空文庫
長「才槌で二つや三つ擲って毀れるような物が道具になるか、大概知れた事た、耄碌しちゃア駄目だ」 と法外な雑言を申しますから、恒太郎が堪えかねて拳骨を固めて立かゝろうと致しますを、清兵衛が睨みつけましたから、歯軋をして扣えて居ります。
三遊亭圓朝 名人長二 青空文庫
膨ら脛に小さい鉄の才槌を縛り附けたように足掻に骨が折れる。
夏目漱石 坑夫 青空文庫
作例 · 標準
庭で使う木槌は、小さくて軽いものが扱いやすい。
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昔話に出てくるおとぎ話の才槌は、願いを叶える不思議な力があると言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この才槌は、木工細工の細かい作業にぴったりだ。
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