短筒
たんづつ
名詞
標準
pistol
文例 · 用例
此所に十日計も止りあそび、谷川の流にてうおゝつり、短筒をもちて鳥をうちなど、まことにおもしろかりし。
— 慶応二年十二月四日 坂本乙女あて 『手紙』 青空文庫
「二尺八寸の短筒ながらこの素晴らしい威力はどうだ!
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
山三郎は前申す剣術の名人で、身構えに少しも隙がありませんから圖書はこれは迚も敵わんと心得て、卑怯にも鞍の前輪に付けて参った種が島の短筒に火縄を附けたのを取出して指向けました。
— 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し 『松の操美人の生埋』 青空文庫
停めなし、停めなし」 サンチャゴが帆をおろすと、待ちかねたように、帯に短筒と抜身の刀を挾んだ十人ばかりのポルトガル人が小舟でやってきた。
— 久生十蘭 『呂宋の壺』 青空文庫
南蛮渡来の短筒を擬した白い右手をまっすぐに伸ばして、その袖口を左手でおさえた女の立ち姿が、そろりそろりと庭の立ち木のあいだを近づいて来ていた。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
……この異人の玩具は気が早くてねえ、ほほほ」 と突きつけるお藤の短筒に、捕吏の陣が、瞬間、気を抜かれてぽかんとしていると、左膳、一眼を皮肉に笑わせて、すばやくお藤のうしろにまわったが……。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
四「お、兄哥か、變な野郎は追つ拂つたのか」 門番に聲を掛けられて、平次はギヨツとしましたが、持つてゐた短筒を見せて、「ウン」 たつたそれ丈け、顎をしやくつて、庭へ入りました。
— からくり屋敷 『錢形平次捕物控』 青空文庫
南蛮渡来の短筒を一挺貸してやる。
— 野村胡堂 『大江戸黄金狂』 青空文庫
作例 · 標準
西部劇では、保安官が腰に短筒をぶら下げていた。
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護身用に小さな短筒を隠し持っていたという噂がある。
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明治時代、士族の中には短筒を携帯する者もいた。
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