目に映る
めにうつる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to be visible to
文例 · 用例
それで無終無限の道程をたどり行く旅人として見た時にプトレミーもコペルニクスもガリレーもニュートンも今のアインシュタインも結局はただ同じ旅人の異なる時の姿として目に映る。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
そうして丹波の山奥から出て来た観覧者の目に映るような美しい影像はもう再び認める時はなくなってしまう。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
十間、十五間、一町、半、二町、三町、彼方に隔るのが、どうして目に映るのかと、怪む、とあらず、歩を移すのは渠自身、すなわち立花であった。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
目くるめいて、魂遠くなるほどに、大魔の形体、片隅の暗がりへ吸込まれたようにすッと退いた、が遥に小さく、およそ蛍の火ばかりになって、しかもその衣の色も、袴の色も、顔の色も、頭の毛の総髪も、鮮麗になお目に映る。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
そして面影も、姿も、川も、たそがれに油を敷いたように目に映る。
— 泉鏡花 『絵本の春』 青空文庫
山吹、さつきが、淡い紅に、薄い黄に、その背戸、垣根に咲くのが、森の中の夜があけかかるように目に映ると、同時に、そこに言合せたごとく、人影が顕われて、門に立ち、籬に立つ。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
ここに、突当りに切組んで、二段ばかり目に映る階段を望んで次第に上層を思うと、峰のごとく遥に高い。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
汝が迫害にもろくも沈み行くこの世この生、まことに汝が目に映るが如く値のなきものか。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
作例 · 標準
窓から見える富士山が、あまりに雄大で目に映る全てが感動的だった。
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古い写真の中の景色は、昔のままの姿で目に映る。
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夕焼けに染まる雲が、美しく目に映る。
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