民族意識
みんぞくいしき
名詞
標準
national consciousness
文例 · 用例
殊に文筆の上で国民指導の位置にある学者と文士と新聞雑誌記者とが民族意識に深く目覚めて、国語の純化に努力し、外来語の排撃に奮闘し、社会の趣味を高きへ導くことを心掛けなければならない。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
また東亜に於ては西洋の如く民族意識が強烈でなく、今日の研究でも、いかなる民種に属するかさえ不明な民族が、歴史上に存在するのである。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
東亜大陸に於ても民族意識は到底西洋に於ける如く明瞭でなかった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
さもなければ、誤った狭い民族意識に捉われ、その民族意識は反動者に巧に利用され、結果としては、私たちの手がやっと端緒についたばかりの民主政治を再びまき上げられてしまうことにもなりかねない。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
この人は闊達明朗な笑顔のうちにも、学生時代からまだ曲って来たこともない素朴剛健な風貌があったので、定めし今日の左翼のこの旺盛さと、右翼の民族意識との対立は、学問として好個の見学材料である以上に、悩ましい問題も解き難く頭を襲っているに相違ないと矢代には感じられた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
民族意識とか隣人愛とか、神とか宗教とか、そんなものは第一に踏みつけてしまふべきだ。
— 北條民雄 『覚え書』 青空文庫
数名の青年を中心に、新新文芸という小雑誌が発行されていまして、そこでは、人類意識のなかに於てではなく民族意識のなかに於けるヒューマニズムが提唱されていました。
— ――近代伝説―― 『白塔の歌』 青空文庫
西洋の文明諸国は、あらゆる革命に通じて、なほ確固たる民族意識を象徴する風俗的特色を失はずに今日に到つてゐる。
— 岸田國士 『“現代風俗”に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
独立運動の高まりと共に、国民の間で共通の言語や歴史を誇りとする民族意識が芽生えた。
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オリンピックでの自国選手の活躍が、国民の民族意識を大いに刺激したようだ。
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共通の敵を前にして、バラバラだった部族が強固な民族意識で一つにまとまった。
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