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駆昇

かけるのぼる
名詞
1
標準
文例 · 用例
思出す、あの……五十段ずつ七折ばかり、繋いで掛け、雲の桟に似た石段を――麓の旅籠屋で、かき玉の椀に、きざみ昆布のつくだ煮か、それはいい、あろう事か、朝酒を煽りつけた勢で、通しの夜汽車で、疲れたのを顧みず――時も八月、極暑に、矢声を掛けて駆昇った事がある。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
(阿難、無我夢中に、空へ駆昇らん擬勢を示す。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
治良右衛門は、もう足の下の追手達をからかいもせず、黙々として、空の梯子を駈昇って行った。
江戸川乱歩 地獄風景 青空文庫