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髪交

かみこう
名詞
1
標準
文例 · 用例
髪交りの荒い頭髪は何時も三四分位に刈揃へられ、さうした顔面の上に「ワ」の字型に懸つてゐた。
中原中也 校長 青空文庫
宗右衛門にはまだ白髪交りでも禿はない。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
彼女は日本で言うとそれ者上りのように垢抜けのした、白ちゃけた感じのする面長の美人で白髪交りの褐色の頭髪を後で手際よくまるめて居る。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
」 その男は小柄で、白い顔には髭がなく、白髪交じりで歳は五〇前後、穏やかな日課が今回唐突に乱されて、いまだ心を痛めているといったふうであった。
THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 三枚の学生 青空文庫
彼は白髪交りの頭をあげてそこらを見まはした。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
縞目も見えぬ洗晒しの双子の筒袖の、袖口の擦切れたのを着てゐて、白髪交りの頭に冠つた浅黄の手拭の上には、白く灰がかゝつてゐた。
石川啄木 足跡 青空文庫
満枝は如何なる人かと瞥と見るに、白髪交りの髯は長く胸の辺に垂れて、篤実の面貌痩せたれども賤からず、長は高しとにあらねど、素より※にもあらざりし肉の自ら齢の衰に削れたれば、冬枯の峰に抽けるやうに聳えても見ゆ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
中央の白髪交じりの頭が藤井署長、署長の右に禿げた頭を金縁眼鏡と頬髯とで締め括ってゆったりと腰かけているのが、法医学者として名高いT大学医学部教授|片田博士である。
小酒井不木 愚人の毒 青空文庫