茶瓶
ちゃびん
名詞
標準
teapot
文例 · 用例
茶瓶の口が欠けていたので夫人が新しいのと取換えようと云ったが、「これでも結構間に合う」と云って、そのままになった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
それで、茶具の数も、定めの数の二十具を減して十六にし、また、十二具にし、やぶれた都籠から取出したのはぎりぎり間に合せの茶瓶、茶盞、茶罌ぐらゐの数に過ぎなかつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
彼はゆつたりと坐つて作法のやうに受汚で茶盞を拭ひ、茶瓶の蓋を開けて中を吟味し、分茶盒と茶罌を膝元に引付けた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
湯の沸く間に、彼は彼の唯一の愛玩品の南蛮製の茶瓶を膝に取上げて畸形の両手で花にでも触れるやうに、そつと撫でた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
茶瓶に湯が注がれて、名茶『一の森』の上※の媚びのやうな淡いいろ気のある香気が立ちのぼつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
彼は茶瓶をむづと掴んだ。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
茶瓶の口へ彼の尖がつた内曲りの鼻を突込んだ。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
「禿茶瓶、要らぬおせつかいをするない。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
新しい茶瓶でお茶を淹れたら、いつもより美味しく感じられた。
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この茶瓶は、保温性に優れている。
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食卓に美しい茶瓶が置かれ、お客様をもてなした。
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