好晴
こうせい
名詞
標準
clear weather
文例 · 用例
十月十四日土曜午前十一時上野發に乘つたが、今度は掏摸の厄介にはならなくて濟んだし、汽車の中は思ひの外に空いて居たし、それに天氣も珍らしい好晴であつたが、慾を云へば武藏野の秋を十二分に觀賞する爲には未だ少し時候が早過ぎて、稻田と桑畑との市松模樣の單調を破るやうな樹林の色彩が乏しかつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
だが、結局高い澄み切った青空の下で北欧の中秋の好晴の日は静粛な午後を保っていた。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
ことに今年は実際に小春の好晴がつづき、その上にこの界隈の銀杏の黄葉が丁度その最大限度の輝きをもって輝く時期に際会したために、その銀杏の黄金色に対比された青空の色が一層美しく見えたのかもしれない。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
それからもいまだに好晴の金曜がつづいている。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
今日はあまりの好晴にそそのかされて近在を散歩した。
— 種田山頭火 『草と虫とそして』 青空文庫
九月二日今日も好晴。
— 大田から下関 『行乞記』 青空文庫
各地の天候が好晴で、電話線がスッキリとした日には、立ち合いの物音や呼び声らしいドヨメキまでも聞えることがあった。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
大正十二年七月中旬の或日、好晴の炎天下に鎌倉雪の下、長谷、扇ヶ谷辺を葉子は良人と良人の友と一緒に朝から歩き廻って居た。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
作例 · 標準
三日ほど続いた雨もようやく上がり、今日は絶好の好晴に恵まれた。
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好晴の空の下、色とりどりのパラグライダーが山頂から次々と飛び立っていく。
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「明日は好晴だといいね」と、子供たちは軒下に自作のてるてる坊主を吊るした。
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