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絶境

ぜっきょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
普通の人間でもこんな隔絶境に半月もいたら少々の嘘にも判別がつかなくなるだろう。
有尾人 人外魔境 青空文庫
氏もまた哲学館出身にして、さきに千辛万苦をなめ、九死に一生を賭して、ヒマラヤ山中、無人の絶境に入り、ついに入蔵の目的を達するを得。
井上円了 西航日録 青空文庫
黒部峡谷の人跡稀な幽絶境はこれから始まるのである。
木暮理太郎 黒部川を遡る 青空文庫
これから上手は、いよいよ人跡稀な峡流をなして、僅かの林道と、小黒部、大黒の二つの鉱山へ通ずる細径の外は、路というほどの路とてない、殊に本流に沿うては、常人の通行ほとんど不可能とまでいわれる幽絶境になるのだ。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
かりそめに、この絶境のあるじとなった私の、歓喜と興奮に何の無理があろうぞ。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
この紫雲に閉ざされた神秘の絶境が、強くわれわれを魅惑した。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫