遥か遠く
はるかとおく
表現副詞
標準
far away in the distance
文例 · 用例
そればかりではなく、空線の遥か遠くに、白い頭が方々に出るので、あんな所にも山があったのかと初めて気が注く。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
右には、雪の曠野が遥か遠くへ展開している。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
遥か遠くの山裾にある人家に、もうポツポツと灯などが点きはじめてゐた。
— 牧野信一 『黄昏の堤』 青空文庫
振り返ってみる勇気もなくて、ただひた走りに走りつづけた挙句、ようよう遥か遠くに、蛍火の光っているように見える提灯を見つけて、その方に向って行った。
— MUJINA 『貉』 青空文庫
ところが、川が薄濁りになつて来て、身を隠すに適当であるならば、深いところにゐた鮎は争つて汀近くへ集つて来て盛に遥か遠くから指をくわえて眺めてゐた垢石になめつくのである。
— 佐藤垢石 『水垢を凝視す』 青空文庫
秋の花を咲かせている高原に立って、遥か遠くを見ると、そこに美しい山が、ポカリと浮いている。
— 石川欣一 『可愛い山』 青空文庫
さらに遥か遠く地平線上に、大きな都会のすがたがぼんやり見える。
— ――喜劇 四幕―― 『桜の園』 青空文庫
空の嵐と雨の音とを一筋はっきりと貫いて、グングングングングングングングンという底力のある太い音が、遥か遠くからこちらを目掛けて次第次第に近寄って来る。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
遥か遠くに灯りが見え、ようやく町の近くまで来たことを知った。
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子供の頃の夢は、遥か遠くの宇宙に行くことだった。
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絵画の中には、遥か遠くの異国の風景が描かれていた。
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