寝番
ねばん
名詞
標準
文例 · 用例
不寝番がきめられる。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
不寝番の男は私たちを奥まった二階の部屋へ案内しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
昼の疲もあり、蒸々する晩でもあり、不寝番の控室てはとろとろと仮寝の鼾も出ようと云ふ真夜中に、けたゝましいもの音、やにはに飛出した囚人。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
しかしいつなんどき晴れるかもしれないから、だれか一人は交代の不寝番で空を見張っていなければならない。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
熱がさがったとき、不寝番になるはずですからね」 と言いながら、ヤンはじりじりマヌエラにせまってくる。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
不寝番がおどろいて駈け付けると、男は蒲団から転げ出して死んでいた。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
で、その夜は十畳ばかりの屋敷に十四、五人の武士が不寝番をすることになりました。
— 岡本綺堂 『江戸の化物』 青空文庫
隔日の御番(当番)出仕で、夜半二時迄の不寝番をつとめた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫