荒れた
あれた
形容詞-語幹
標準
wild
文例 · 用例
温泉はやはり、新湯に泊まった、去年(四十年)秋、笹子峠のトンネルを崩壊し、石和の町を白沙の巷に化して、多くの人死を生じさせた洪水は、この山奥に入ると、いかばかりひどく荒れたかということが解る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
次に雪の面は、必ずしも板のように平面でなく、風の吹き荒れたままに漣波状をして、湖水のおもてに尖波が立ったような状能になり、そのまま凝っているのがある、また円い輪が幾つも列なって、同心円が出来ているのもある。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
この辺りは荒川西より東に流れて、北の岸は卑湿の地なるまゝいと荒れたれば、自然の趣きありて、初夏の新蘆栄ゆる頃、晩秋の風の音に力入りて聞ゆる折などは、川面の眺めいとをかしく、花紅葉のほかの好き風情あり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
貧しげなる家の頽れかゝりたる納屋のほとり、荒れたる籬の傍などに咲きたる、春の物としも無く悲し。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
一夜浜を揺がす嵐が荒れた。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
「ははあ、少し荒れたね。
— 宮沢賢治 『セロ弾きのゴーシュ』 青空文庫
また彼はかなりの腕白者で、僕らといっしょにずいぶん荒れたものである。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
手入をしない囲なぞの荒れたのを、そのまま押入に遣っているのであろう、身を忍ぶのは誂えたようであるが。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日荒れたについて考えている。
荒れたという言葉は日本語で重要だ。
彼は荒れたの意味を理解している。
この文には荒れたが含まれている。