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面構え

つらがまえ
名詞
1
標準
(facial) expression (esp. fierce, fearless, sinister, etc.)
文例 · 用例
自分で一冊か二冊、つまらない別の本を裸で抱えて、如何にも有閑学生か、有閑インテリらしい気分と面構えで飄然と往来から這入って来るんですね。
夢野久作 悪魔祈祷書 青空文庫
大酒飲みと見えて顔色が赤ぼったく垂弛んで、両眼の下瞼がベッカンコーをしたように赤く涙ぐんでいる上に、鼻の頭がテラテラと赤熟れになっている処は、何がかなしに人を馬鹿にした面構えである。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
下※の大きな、顴骨の高い、耳と額との勝れて小さい、譬えて見れば、古道具屋の店頭の様な感じのする、調和の外ずれた面構えであるが、それが不思議にも一種の吸引力を持って居る。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
丁度私が其の不調和なヤコフ・イリイッチの面構えから眼を外らして、手近な海を見下しながら、草の緑の水が徐ろに高くなり低くなり、黒ペンキの半分剥げた吃水を嘗めて、ちゃぶりちゃぶりとやるのが、何かエジプト人でも奏で相な、階律の単調な音楽を聞く様だと思って居ると、睡いのか。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
男はあれほど世話になった花子夫人の玄関へ御礼の言葉一ついい掛けるでもなく、それこそ不敵な面構えをして、さっさと歩き去りました。
岡本かの子 おせっかい夫人 青空文庫
が、大抵の場合、人殺しや、強盗は凶悪な面構えをしているし、かたりやすりは、ずるそうな顔をしている。
菊池寛 奉行と人相学 青空文庫
二 爺さんは、むっつりと、苦虫を噛みつぶしたような面構えで、炉傍に煙草を燻かしていた。
佐左木俊郎 駈落 青空文庫
」 爺さんは、初めて無愛想な面構えをほどいた。
佐左木俊郎 駈落 青空文庫
作例 · 標準
その新入社員は、いかにも仕事ができそうな精悍な面構えをしている。
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対戦相手のボクサーは、野生動物のような鋭い面構えで睨んできた。
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ベテラン漁師たちの面構えには、長年海と戦ってきた誇りが漂っている。
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