幻辞.com

口端

くちは異読 こうたん
名詞
1
標準
gossip
文例 · 用例
でも、娘は素直に鮨を手に受取ると、一口端を噛んだが、またしばらく手首に涙の雫を垂し、深い息を吐いたのち、「あたくし、辛い!
岡本かの子 河明り 青空文庫
然れども社界の裡面には常に愀々の声あり、不遇の不平となり、薄命の歎声となり、憤懣心の慨辞となりて、噴火口端の地底より異様の響の聞ゆる如くに、吾人の耳朶を襲ふを聴く。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
道徳の方からは、「貞女両夫に見えず」なぞと睨み付けられているし、習慣の方からは世間の口端という奴が「女にあれがあってはねえ」と冷たい眼で見詰められております。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
そうしてそのまま猟奇の輩の口端に上って、色々な臆説の種になっているばかりである……という事実を、先生は多分、何かの雑誌か、新聞で御覧になった事でしょう。
夢野久作 キチガイ地獄 青空文庫
「だめだよ、口端できいたふうな事を云ったって、からっきしだめじゃないか、しっかりおしよ」「へッ」 平吉はとぼけるように云って金網戸の錠を啓けた。
田中貢太郎 春心 青空文庫
いつまででもその姿勢で、やがてマルの口端からは涎が垂れた。
牧野信一 創作生活にて 青空文庫
鷹の羽音でもあるやうに唸つて來た音は、その竹竿を手にした人が口端を尖らせてプウ/\何か吹く眞似をして見せた聲でした。
島崎藤村 ふるさと 青空文庫
白い手※で御口端を拭きながら、聞えよがしの高調子、「さあ、今日は忙しいぞ」    六 丁度その日は冬至です。
島崎藤村 旧主人 青空文庫
作例 · 標準
同僚の不倫騒動が口端にのぼり、オフィスは嫌な空気になった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
自分のプライベートが近所の人の口端にかかるのは、あまり気分の良いものではない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
政治家のスキャンダルは、いつの時代も庶民の口端を賑わせる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
2
標準
corner of the mouth
作例 · 標準
犯人はニヤリと口端を歪めると、そのまま暗闇の中へ消えていった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼女はハンカチで丁寧に口端の汚れを拭き取り、席を立った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
厳しい訓練の末、彼の口端には精悍な皺が刻まれていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview