桑子
くわこ異読 くわご
名詞
標準
silkworm (Bombyx mori)
文例 · 用例
麻野には麻を蒔き、蚕時には桑子を飼う。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
」 活溌な足音がして内弟子の桑子と書生が、婆やより先にせん子の佇つてゐる洋館の内玄関の扉口の方へ駈けて来た。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
せん子を小布施のところへ遣つてから、手廻りは何事も不如意で、代つてして呉れる内弟子のカリフオルニヤ生れの桑子はビジネスライクに過ぎて、気持にそぐはないところが多い。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
寝室の壁の隠し棚に入れて置く夜壺、たとへこれがペルシヤ模様の清楚華麗な品であるにしても、この始末など、いくら内弟子でも桑子にはさせられない。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
だが、年頃になるまで外国で育つた桑子のすることには、日本の習慣に馴れない一種の愛嬌があつて慰むこともある。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
その鰹の肉片が片側藁火に焙られて、不透明な焼肉の色から急速に生身の石竹色に暈けてゐるのをまじ/\と見詰めながら、桑子は師匠に云つた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
かの女は先づ桑子に握手してやるのであつた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
」 これも桑子のやり過ぎた仕業の一つとして、椽側の金魚の硝子箱は綺麗に掃除され、折角青みどろの溜つた水は、截りたての晒木綿のやうな生の水に代へられてあつた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
作例 · 標準
脱皮を繰り返しながら大きくなる桑子の姿を観察するのは、夏休みの自由研究にぴったりだ。
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桑子が桑の葉を食べる「シャリシャリ」という音は、養蚕小屋の中に響き渡る。
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真っ白で柔らかな桑子が指の上を這う感覚は、一度体験すると忘れられない。
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