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未だし

いまだし
名詞
1
標準
something to be desired
文例 · 用例
吾人はこれに対する解答を、どこか前に他の章で暗示したようにも思われるし、また未だしなかったようにも考えられる。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
わたくしが安心もし、張合抜けもしたような様子を見て取り、雛妓は、ここが言出すによき機会か、ただしは未だしきかと、大きい袂の袖口を荒掴みにして尋常科の女生徒の運針の稽古のようなことをしながら考え廻らしていたらしいが、次にこれだけ言った。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
心を物外に抽かんとするは未だし、物外、物内、何すれぞ悟達の別を画かむ。
北村透谷 山庵雑記 青空文庫
無躾に質問される方が未だしもだと、思うぐらいであった。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
それだけならそれで、未だしもだけれど、作家が、幾分苦しんで、あまり好くない作品を発表した時などに、そんなのをつかまへて、これはこの作家のものゝ中では好いものゝ方だ!
牧野信一 新興芸術派に就いての雑談 青空文庫
他の者が五枚も六枚も取り換へたのに僕だけは最初に腕に貼つた蘭丸を、未だしっかりとおさへつけてゐるのであつた。
牧野信一 蘭丸の絵 青空文庫
」「阿母が未だしつかりしてゐるから好いんだ、俺は俺で――」「俺は俺で……か!
牧野信一 素書 青空文庫
――牧野を槙野と書いたのは未だしもで、何うかすると槙島になつたり巻原と変つたりするのです。
牧野信一 月あかり 青空文庫
作例 · 標準
彼の実力はプロとして通用するには未だしだ。
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企画の骨組みはできたが、細部の詰めは未だしというところだ。
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独立を口にしているが、資金面での準備は未だしである。
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