瑣児
瑣児
名詞
標準
文例 · 用例
それは、瑣児肝失喇の娘で合爾合姫――その恋にはおれが勝って、合爾合姫は今、わしの妃となっているが、成吉思汗の身になってみれば、失恋の恨みが、そのままこのおれへの敵意となって、長い間、あの、狼のような胸の奥に燻っていたに相違ない。
— ――市川猿之助氏のために―― 『若き日の成吉思汗』 青空文庫
――札木合 (突然回顧的に)なあ合爾合、お前がまだ瑣児肝失喇家の娘で、余も成吉思汗も、名もなき遊牧の若者だったころ、二人でお前の愛を争った。
— ――市川猿之助氏のために―― 『若き日の成吉思汗』 青空文庫
合爾合姫 (独語)この札荅蘭族へ輿入れする時、父の瑣児肝失喇から渡されたこの守り刀が、こんな役に立とうとは思わなかった。
— ――市川猿之助氏のために―― 『若き日の成吉思汗』 青空文庫
成吉思汗 それより、滑稽だったのは、いくら捜してもいないもんだから、泰赤宇徒の奴らが君の瑣児肝失喇の荘園を出て行ってからさ。
— ――市川猿之助氏のために―― 『若き日の成吉思汗』 青空文庫