引き合いに出す
ひきあいにだす
表現動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to cite as an example
文例 · 用例
倭文子さんを賞めるのにわたしを引き合いに出すのは。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
もう一度チヤツプリンを引き合いに出すが、「黄金狂」で、チヤツプリンは片方の靴を燃やしてしまつたので、藁か布切れかでトテモ大ツかく足を包んでいた。
— 小林多喜二 『北海道の「俊寛」』 青空文庫
今さら関東関西の諸大名が一大|合戦に運命を決したような関ヶ原の位置を引き合いに出すまでもなく、古くから東西両勢力の相接触する地点と見なされたのも隣の国である。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
今さら、過ぐる長州征伐の結果をここに引き合いに出すまでもないが、あの征伐の一大失敗が徳川方を覚醒させ、封建諸制度の革新を促したことは争われなかった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
今さら、朝鮮あたりの娘のことをここに引き合いに出すのもすこし突然ではあるが、両班という階級の娘の嫁に行く夜を見たという人の話にはこんなことがある。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
松尾の大宮司となった師岡正胤、賀茂の少宮司となった暮田正香なぞを引き合いに出すまでもなく、伊那の谷にある同門の人たちの中にもその方向を取ろうとする有志のものはすくなくない。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
今さら、「東洋は道徳、西洋は芸術(技術の意)」と言ったあの佐久間象山を引き合いに出すまでもなく、開港以前の洋学者はいずれもこの国に高い運命の潜むことを信じて行ったようである。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
もしもこの名が昔からの本来のものであれば何も特に『文徳実録』を引き合いに出す必要は少しも無いじゃないか。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
議論の際、彼は著名な哲学者の言葉を引き合いに出して、自分の意見を強調した。
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「例えば、あのレストランの成功を引き合いに出せば、この企画の可能性がわかるだろう?」
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環境問題について語る時、彼は常に地球温暖化の深刻な現状を引き合いに出す。
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