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野葡萄

のぶどう
名詞
1
標準
文例 · 用例
あらア野葡萄があった」 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆の花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
僕は『あけび』を好み民子は野葡萄をたべつつしばらく話をする。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
僕は山から採ってきた、あけびや野葡萄やを沢山座敷|中へ並べ立てて、暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
野葡萄の実は、まだ青かった。
太宰治 斜陽 青空文庫
濁酒に限らず、イチゴ酒でも、桑の実酒でも、野葡萄の酒でも、リンゴの酒でも、いろいろ工夫して、酔い心地のよい上等品を作る。
太宰治 青空文庫
野葡萄を絞ってそれから?
宮沢賢治 柳沢 青空文庫
ずうっと下の方の野原でたった一人|野葡萄を喰べていましたら馬番の理助が欝金の切れを首に巻いて木炭の空俵をしょって大股に通りかかったのでした。
宮沢賢治 青空文庫
」 私はすぐ手にもった野葡萄の房を棄ていっしんに理助について行きました。
宮沢賢治 青空文庫