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改良半紙

かいりょうばんし
名詞
1
標準
type of Japanese calligraphy paper
文例 · 用例
錦子に思いを寄せた郷里の男のことは、いなぶねの死後に出た秘書――美しい水茎のあとで、改良半紙に書かれた「鏡花録」によって僅の人が知っているだけだ。
長谷川時雨 田沢稲船 青空文庫
改良半紙へ罫を引いた下敷を入れて、いなぶねと署名したまま題も置かず、一行も書けない白紙へむかって、錦子は呻吟っている日がつづいた。
長谷川時雨 田沢稲船 青空文庫
「琴は」「矢張り、トテシャンと弾きます」「うむ、洒落まで出来る」 とすっかり気に入って、八畳と六畳の二間を与え、新造一人に禿をつけて、定紋付きの調度一揃え、「初店瀬川」 と改良半紙二枚を飯粒でつないで、悪筆を振ったのを、欄間へ張る。
直木三十五 傾城買虎之巻 青空文庫
さすれば、紙も西洋紙のようなものでは不便であるから、大量生産で製造するとしても、和紙に似た紙質のもの、改良半紙のようなものが最も要求されたであろう。
谷崎潤一郎 陰翳礼讃 青空文庫