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衒う

てらう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
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標準
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文例 · 用例
江戸褄の下から加茂川染の襦袢を見せるというので「派手娘江戸の下より京を見せ」という句があるが、調和も統一も考えないで単に華美濃艶を衒う「派手娘」の心事と、「つやなし結城の五ほんて縞、花色裏のふきさへも、たんとはださぬ」粋者の意中とには著しい隔りがある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
学問も結構ですが、やたらに脱俗を衒うのは卑怯です。
――新曲聊斎志異―― 竹青 青空文庫
勝つことを好み、争うことを好み、貪ることを好み、衒うことを好み、飾ることを好み、色を好み、酒を好むに至っては、学ばない弊害が殆んどその人の致命傷となる。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
」 沼南の清貧咄は強ち貧乏を衒うためでもまた借金を申込まれる防禦線を張るためでもなかったが、場合に由ると聴者に悪感を抱かせた。
内田魯庵 三十年前の島田沼南 青空文庫
それからは朝鮮語で奇を衒うような、或は淫靡を極めたような文章を綴って低俗な雑誌へ方々売り込みに歩いた。
金史良 天馬 青空文庫
またここに人あり他の質問に応じて充分に説明するときは、甲は、彼はものしり顔して少しばかりの学問を衒うと評し、乙は、彼はちょっとひと通りはものをしっているようだが、だいぶ得意になって話すると言い、丙は、彼は我々の質問に対し懇切によく説明してくれたと謝する。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫
しかもその醜き人が誇り顔に、自己の偉大を衒うがごとくにしてわれらの前に立つときにわれらは一種の皮肉なる感情を挑発さるる誘惑を感ずることを禁じ得ない。
倉田百三 愛と認識との出発 青空文庫
学生時代に女性侮蔑のリアリズムを衒うが如きは、鋭敏に似て実は上すべりであり、決して大成する所以ではないのである。
――恋愛―― 学生と生活 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の博識さを衒うような話し方を好むため、周囲からは少し敬遠されている。
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奇を衒うような演出よりも、王道で誠実な芝居の方が観客の心に響くこともある。
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実力がある者ほど、わざわざ才能を衒う必要はなく、その立ち振る舞いから自然と品格が漂う。
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