佞弁
ねいべん
名詞
標準
flattery
文例 · 用例
阿諛佞弁をもて長上に拝服するは小人の極めて為し易きところにして、高潔なる性格ある者に取りて極めて難しとするところなり。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
私はあくまで狡智佞弁の弟になって兄たちを欺いていなければならぬ、と盗賊の三分の理窟に似ていたが、そんなふうに大真面目に考えていた。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
弓矢を取っては怖ろしい奴ではござりませぬが、佞弁利口の小才覚者、何事を巧もうも知れませぬ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
(ロ)村民中買収の手先きとなりて官より報酬を受け居る悪徒ハ一人にても多く誘拐して移住せしむれバ自己の利益となるが故に、阿諛佞弁を以て良民を欺罔し之を誘拐して窮地に陥ることを勉めつゝあり。
— 田中正造 『非常歎願書』 青空文庫
「九十郎|佞弁口舌の男、高島藩の重役衆へも、とうに取り入り信用されております。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
官吏は佞弁邪智に富むものにあらざれば立身せず故に余|擯斥して途上に逢う事あるも顔を外向け言語を交えざる事既に十年を越ゆ。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
ひとつお調べになる必要がありましょう」 張魯はこの佞弁にのせられて、すぐ※徳を呼び返した。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
なんぞ軽々しく不朽の基を捨て去らんや」と、あくまで彼らの佞弁を退け、依然として屈服遊ばす色を示さなかった。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
彼の佞弁に騙されて、財産を失った者が多い。
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その政治家は、佞弁を駆使して民衆を扇動した。
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佞弁を弄する者には、決して本心を見せてはならない。
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