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名詞
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標準
文例 · 用例
歌の生死の境が真に一分一厘の処にあるのであるから、ほんの一厘の差で乾無味に陥って終うのである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
しののめきたるまへ私の心は墓場のかげをさまよひあるくああ なにものか私をよぶ苦しきひとつの焦このうすい紅いろの空氣にはたへられない戀びとよ母上よ早くきてともしびの光を消してよ私はきく 遠い地角のはてを吹く大風のひびきをとをてくう、とをるもう、とをるもう。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
高原の草に坐つてあなたはなにを眺めてゐるのかあなたの思ひは風にながれはるかの市街は空にうかべるああ ぼくのみひとり焦してこの青青とした草原の上かなしい願望に身をもだえる。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
ああ なにものか私をよぶ苦しきひとつの焦このうすい紅いろの空氣にはたへられない戀びとよ母上よ早くきてともしびの光を消してよ私はきく 遠い地角のはてを吹く大風のひびきを。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
情慾の強い惱みを抑へ、果敢ない運命への叛逆や、何といふこともない生活の暗愁や、いらいらした心の焦やを忘れさせ、安らかな安らかな寢臺の上で、靈魂の深みある眠りをさそふやうな、一つの力ある靜かな感情。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
何かの忘れたことを思ひ出す時、それがつい近くまで來て居ながら、容易に思ひ出せない時のあの焦
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
多くの人人が、たれも經驗するところの、あの苛苛した執念の焦が、その時以來憑きまとつて、絶えず私を苦しくした。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
どうにかして、皆はそのメツチエンと懇意になり、自分に手なづけようと焦した。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫