出してくれる
だしてくれる
表現動詞-一段-くれる
標準
to take out (e.g. garbage)
文例 · 用例
つまり芥川君は、自分と反對の性格で、自分の觀念上にイデアしてゐるものを、具體的に表出してくれるやうな友人が欲しかつたのだ。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
一巻の創作集の中から、作者の意図を、あやまたず摘出してくれる。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
「あいつ、このごろ弱っているから引っぱり出して元気をつけてやれ」と言って引っぱり出してくれる悪友であったのである。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
安雄さんがかぶと虫でどんなおもしろいことを考え出してくれるかと、思ったからです。
— 新美南吉 『かぶと虫』 青空文庫
雑誌のバックナンバーなど注文すると大概絶版だと断わって来るがライプチヒの本屋に頼むとたいていはじきに捜し出してくれるのである。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
生温い茶をがぶ/″\と遣つて、爺がはさみ出してくれる焚落しで、立て續けに煙草を飮んで、大に人心地も着いた元二。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
「おおい、お医者や、あんまり変な声を出してくれるなよ。
— 宮沢賢治 『ひのきとひなげし』 青空文庫
甍が翼を張りひろげて夏の烈日の空にかがやくとき僕等は繁華の街上にうじやうじやしてつまらぬ女どもが出してくれる珈琲店の茶などを飮んでる始末だ。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫