幻辞.com

撲犬

撲犬
名詞
1
標準
文例 · 用例
或時は村童に曳かれて、大路に他し犬と争ひ、或時は撲犬師に襲はれて、藪蔭に危き命を拾ふ。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
見れば頸筋に輪もあらず、爾|曹如き奴あればこそ、撲犬師が世に殖えて、わが們まで迷惑するなれ」「許しておけば無礼な雑言、重ねていはば手は見せまじ」「そはわれよりこそいふことなれ、爾曹如きと問答|無益し。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
「他元より尋常の犬ならねば、無差と撲犬師に打たれもせまじ。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
仕済ましたりと思ひつつ、松より寸留々々と走り下りて、他が躯を取らんとせしに、何処より来りけん一人の大男、思ふに撲犬師なるべし、手に太やかなる棒持ちたるが、歩み寄てわれを遮り、なほ争はば彼の棒もて、われを打たんず勢に。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫