読法
よみほう
名詞
標準
文例 · 用例
末弟、長女、次男、次女、おのおの工夫に富んだ朗読法でもって読み終り、最後に長兄は、憂国の熱弁のような悲痛な口調で読み上げた。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
僕はかの観音経を読誦するに、「彼の観音力を念ずれば」という訓読法を用いないで、「念彼観音力」という音読法を用いる。
— 泉鏡花 『おばけずきのいわれ少々と処女作』 青空文庫
事実まったく犯人のいない殺人事件――埃及艀と屍様図を相関させたところの図読法は、とうてい否定し得べくもなかったのである。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
ところで、くどくどしい苦心談は、抜きにして、さっそく解読法を述べることにしよう。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
つまりそれに依って、九十郎は自分が出した声を判別する訳だが、勿論相手の言葉は、読唇法や胸震読法などで、読み取る事が出来るだろう。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
だからさ、浄瑠璃にも句読法が要るといふんだよ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
一種の朗読法である。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
日本には音楽の領域に入れられていながら、実は朗読法であり、物語りの一つの方法であるようなものがいくつかある。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫