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恁云

恁云
名詞
1
標準
文例 · 用例
恁云ふ私が矢張その、おい/\泣いた連中でな、面目もないこと。
泉鏡花 旅僧 青空文庫
又死んでも極樂へ確に行かれる身ぢやと固く信じて居る者は、恁云ふ時には驚かぬ。
泉鏡花 旅僧 青空文庫
」第八「心細さは申すまでもなかつたが、卑怯な様でも修業の積まぬ身には、恁云ふ暗い処の方が却つて観念に便が宜い。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
恁云ふのは、悪くすると突然ふんづかまへて臍を捻りながら返事のかはりに嘗めやうも知れぬ。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
恁云ふ処ですからあんなものまで人懐うございます、厭ぢやないかね、お前達と友達を見たやうで可愧い、あれ可けませんよ。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
手をあげて黒髪をおさへながら腋の下を手拭でぐいと拭き、あとを両手で絞りながら立つた姿、唯これ雪のやうなのを恁る霊水で清めた、恁云ふ女の汗は薄紅になつて流れやう。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
其処ではじめの内は我ともなく鐘の音の聞えるのを心頼みにして、今鳴るか、もう鳴るか、はて時刻はたつぷり経つたものをと、怪しんだが、やがて気が着いて、恁云ふ処ぢや山寺処ではないと思ふと、俄に心細くなつた。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
でまあ恁云ふ體裁なんですがね。
泉鏡太郎 廓そだち 青空文庫