桂枝
けいし
名詞
標準
文例 · 用例
そんなオレにして、桂枝雀の落語はほんと、面白いよな。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
問題設定の切れ味の良さ、訴えたいポイントはどんな荒業を駆使してもアピールしようとする誠実な臆面のなさはほとんど桂枝雀の落語を思わせるものがあり、オレは氏を内心でトッテン師匠と呼ばさせていただいている。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
もし、さならずばもろもろの麝香のふくろ、桂枝、はた、没薬、蘆薈および乳、島の無花果、如何に世のにほひを積むも、――さならずば、もしさならずば――汝いかに陳じ泣くとも、あるは、また護摩※き修し、伴天連の救よぶとも、ああ遂に詮業なけむ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
「桂枝のもとには草|生ぜず、麻黄の茎には雪積らず、これに準じて、注意しながら山を廻っておると、自然に薬が知れてくる」 照道寿真はそれを発端として玄妙な仙道の秘訣を教えはじめた。
— 田中貢太郎 『神仙河野久』 青空文庫
桂枝の匂へるを咎むる勿れ。
— 芥川龍之介 『三つのなぜ』 青空文庫
桂枝は余りに匂ひ高し。
— 芥川龍之介 『三つのなぜ』 青空文庫