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交通の便

こうつうのべん
表現名詞
1
標準
transportation access
文例 · 用例
交通の便利な今のわれわれにはちょっと想像し難いほどの長い留守を明けたものであるが、若い時から半分以上は他国を奔走してばかりいた父には五年くらいの留守は何でもないことであり、留守を守る祖母や母も当り前の事と思っていたものらしい。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
各地の温泉場が近年著るしく繁昌するようになったのは、何といっても交通の便が開けたからである。
岡本綺堂 温泉雑記 青空文庫
その上都会に近い静岡県下の養魚場が発達して、交通の便を利用して、鯉鰻を供給するので、鼎造の商会は産魚の販売にも苦戦を免れなかった。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
ここは浅虫に較べて、東京方面との交通の便は甚だ悪い。
太宰治 津軽 青空文庫
交通の便利は未だ十分ならず、商業機関の発達も猶幼稚であった時に際して、信頼すべき倉庫が、殆んど唯一の此の大商業地に必要で有ったろうことは云うまでも無い。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
今の樣な交通の便利の時に、東京から遠くない所にさう云ふ者を求めると云ふ事は第一無理であるが、然し舞臺と見物とは非常に親密である。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
けれども僕の故郷は二萬石の大名の城下で、縣下では殆んど言ふに足らぬ小な町、殊に海陸共に交通の便を最も缺て居ますから、純然たる片田舍で、日本全國津々浦々までも行わたつて居る筈の文明の恩澤も僕の故郷には其微光すら認め得なかつたのです。
国木田独歩 日の出 青空文庫
その選に入ったのが白旗山と姫山とで、どちらも古い歴史をもっているだけに、秀吉も一旦はその選択に迷ったが、交通の便利から考えて遂に姫山を選むことに決めた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
作例 · 標準
このマンションは駅に直結しており、非常に交通の便が良い。
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郊外の閑静な住宅街だが、交通の便が悪いのが唯一の欠点だ。
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交通の便を優先して、オフィスは都心の一等地に構えることにした。
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