切り取り強盗
きりとりごうとう
名詞
標準
violent robbery or burglary
文例 · 用例
まさしく、この野郎は、きのうきょうの騒動につけ込んだただの切り取り強盗ですよ。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
下手人のあがり方がちっと手間がとれているんで、そこにつけ込み同じ手口のように見せかけて、てめえらの荒仕事もその罪跡を塗りつけようとたくらんでからの切り取り強盗にちげえねえんだ。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
おそらく、切り取り強盗のこやつと一味のやつらもそれ相当手ごわい連中ばかりでしょうから、そこのところを抜かりなくじょうずにひと知恵絞ってね、ひと網にお捕りのときもずんと腹をすえておかかりなせえましよ。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
切り取り強盗、闇討ち放火、至る所に行なわれ巷の辻々には切り仆された武士の屍が横たわっていたりまた武家屋敷の窓や塀には斬奸状が張られてあったり、二百万人を包容していた幕府所在地の大きな都には平和の影さえも見られなくなった。
— 国枝史郎 『開運の鼓』 青空文庫
「他でもござらぬ、いかがでござろう、お手前浪人とあるからは、誰に遠慮もいらぬ筈、殊に戦国の世でござれば、切り取り強盗は武士の習い、決して恥ずべき事ではござらぬ。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
金のできない場合には、一藩ことごとく全国へ散って切り取り強盗でもしようか――まさかそんなこともできないが、と一同黒い無言。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫