猫足
ねこあし
名詞
標準
cabriole leg (of a table, chair, etc.)
文例 · 用例
皿、鉢、盃洗、猫足膳などを手当り次第に打ち付けた。
— 夢野久作 『名君忠之』 青空文庫
赤シヤツは馳け込んだなり、何かきよろ/\して居たが、切符売下所の前に話して居る三人へ慇懃に御辞儀をして、何か二こと、三こと、云つたと思つたら、急にこつちへ向いて、例の如く猫足にあるいて来て、や君も湯ですか、僕は乗り後れやしないかと思つて心配して急いで来たら、まだ三四分ある。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
赤シャツは馳け込んだなり、何かきょろきょろしていたが、切符|売下所の前に話している三人へ慇懃にお辞儀をして、何か二こと、三こと、云ったと思ったら、急にこっちへ向いて、例のごとく猫足にあるいて来て、や君も湯ですか、僕は乗り後れやしないかと思って心配して急いで来たら、まだ三四分ある。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
其脚が外様に向いて猫足風になつて四本ある処から出たものと思はれて来た。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
外居は、所謂猫足なる脚の外に向つた所から言ふのだとする説は、成り立たないのである。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
この妾宅には珍々先生一流の趣味によって、食事の折には一切、新時代の料理屋または小待合の座敷を聯想させるような、上等ならば紫檀、安ものならばニス塗の食卓を用いる事を許さないので、長火鉢の向うへ持出されるのは、古びて剥げてはいれど、やや大形の猫足の塗膳であった。
— 永井荷風 『妾宅』 青空文庫
顔の小さい、髪を短く刈った、白髪の目立つ五十がらみの貧相な老人が、禿げちょろの猫足の膳を前に、チビリチビリやっていた。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
「オイ何だってうちの小圓太、真打にしてやってくれないんだ」 とうとうある晩、やってきた杉大門の主人をつかまえて、初松魚の銀作りを肴に冷酒やりながら猫足の膳を挟んで圓生はいいだした。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
アンティークショップで見つけた椅子は、優美な猫足のデザインが特徴的だった。
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このテーブルの猫足は、フランスのルイ15世様式の影響を受けているそうだ。
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猫足のバスタブは、バスルームにレトロで上品な雰囲気を添える。
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標準
stealthy footsteps
作例 · 標準
彼は猫足でそっと近づき、眠っている猫を起こさないようにした。
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泥棒はまるで猫足で歩くかのように、音もなく家の中に入り込んだ。
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気配を消し、猫足で敵に忍び寄るのが忍者の基本だ。
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ウィキペディア
猫足 とは、テーブルや椅子などの家具の脚の下部を、特有の形状に湾曲させたデザインのこと。猫脚、カブリオールともいう。四足動物哺乳類の脚、特に有蹄動物の脚をまねたデザインを元としている。Cabrioleは、フランス語の「山羊のような跳躍」を意味する cabrioler を語源とする。
出典: 猫足 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0