鳴き歩く
なきあるく
動詞
標準
文例 · 用例
そうして宵暁のいたって静かな時刻に、村里近くまで啼きあるく鳥の言葉は、妙にこの人を喚ぶ声と、間拍子が似ておったらしいのである。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
例えば『遠野物語』においては長者の娘、男が山へ行って還って来ぬのを慕うて、化して鳥になってオットーン、オットーンと啼きあるくという口碑を載せ、薄暮に深山の中でこの声を聴くと、限りもない哀愁を催すと記している。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
それを心配して夜どおし山の中を探しているうちに、これも鳥になって今でもアーホー・アーホーと啼きあるくといっている。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫