衰弊
衰弊
名詞
標準
文例 · 用例
即ち私共が革命といふのは、甲の主權者が乙の主權者に代るとか、丙の有力な個人若しくは黨派が丁の個人若しくは黨派に代つて政權を握るといふのでなく、舊來の制度、組織が朽廢衰弊の極崩壞し去つて、新たな社會組織が起り來るの作用を言ふので、社會進化の過程の大段落を表示する言葉です。
— ‘V NAROD’ SERIES’ 『A LETTER FROM PRISON』 青空文庫
そして国内衰弊の風を諸外国に示さないがいい。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
ゆえにこれらの主人の豪華なるはもってその奴隷の貧乏なるを卜すべく、城下の繁栄はもって田舎の衰弊を卜すべく、首府の富栄はもって地方の困窮を卜すべし。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
諸君はその宋儒の学問が支那と我|邦の元気を遅鈍にし、為めに一国の衰弊を致せしを知るならん。
— 小野梓 『祝東京専門学校之開校』 青空文庫
彼れ宋儒は人民精神の発達を忌てこれを希わず、寧ろこれを或る範囲内に入れ、その自主を失なわしめ、唯だ少年の子弟をして徒らに依頼心を増長せしめ、その極や卑屈自から愧じず、終に一国の衰弊を致したるにあらずや(大喝采)。
— 小野梓 『祝東京専門学校之開校』 青空文庫