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ひょいと

ひょいと
副詞頻度ランク #38999 · 青空 0
1
標準
suddenly
文例 · 用例
この傾斜を上り切って、ひょいと顔を出すと、槍ヶ岳の大身の槍尖が、すいと穂を立てている、そうして白い雪が、涎懸けのように半月形をして、その根元の頸を巻いている。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
「犬は大丈夫かい」「エエエエ直っきに来ますわ」「どうしてあの崖を駈け登れるだろう」慕門次は笑っている、ひょいと見ると、鼻をフン、フン、やりながら、もういつの間にか、傍へやって来て、嬉しそうに尾を掉っている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
そういうあたりまえのことにひょいと気がつくと何とも知れない涙が眼の奥から浸潤み出るのだ。
岡本かの子 売春婦リゼット 青空文庫
子供の時分に蜻蛉を捕るのに、細い糸の両端に豌豆大の小石を結び、それをひょいと空中へ投げ上げると、蜻蛉はその小石を多分|餌だと思って追っかけて来る。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
――――――――――――将棋の歩にもいろいろあるが敵の王頭にピシリッと捨身に打たれる歩もあれバ亦、棋士が手に困ってひょいと突く香の上の端歩もある。
附・戦線便り 陣中日誌(遺稿) 青空文庫
(藤井滋司 宛) (一) 将棋の【歩】にもいろいろあるが敵王頭にピシリと捨身に打って出る【歩】もあれば、マタ、棋士が手に詰まった時、ひょいと突く【香】の上の【歩】もある。
附・戦線便り 陣中日誌(遺稿) 青空文庫
下って行く途中、ひょいと、二人の足下から、大きな兎がとび出した。
黒島傳治 雪のシベリア 青空文庫
そんな時、彼等は、帰りに、丘を下りながら、ひょいと立止まって、顔を見合わせ、からから笑った。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
作例 · 標準
散歩をしていたら、曲がり角から一匹の黒猫がひょいと姿を現した。
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「お、来たな」と、彼はひょいと顔を上げて、約束の時間に現れた友人を出迎えた。
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集中して本を読んでいたが、窓の外で鳥が鳴くとひょいと意識が逸れた。
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2
標準
by chance
作例 · 標準
休日の午後にひょいと思い立って、予約もせずに一人で新幹線に乗って京都へ向かった。
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昔のアルバムをめくっていたら、挟まっていた古い手紙がひょいと床に落ちた。
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「仕事帰りにひょいと立ち寄った居酒屋が、意外にも隠れた名店だったんだ」
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3
標準
lightly
作例 · 標準
選手は高いバーをひょいと飛び越えると、着地を完璧に決めて満面の笑みを浮かべた。
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彼女はカウンターの向こう側から、注文されたカクテルをひょいと差し出した。
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「その柵なら、子供でもひょいと跨いで向こう側へ行けるくらいの高さだよ」
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ひょいと(ひょいと) — 幻辞.com