和人
わじん
名詞
標準
文例 · 用例
春立村の如きは、シヤモ(和人)とアイノとの見すぼらしい雜居部落で、板どりやその他の草をさかさまに編み並べて、家の壁板に換へてある。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
アイノはいつもいい土地を發見する先導者であるが、それをよく開墾する努力をしないので、生存競爭上、いつも和人の爲めに追ツ拂はれて、そのあとを占領されてしまつた。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
ヤイシヤマネーナとは「悲しやな」、クコロポンカンピとは「わが年若い帳場」、ナタアララとは「どこへ行つた」と云ふことで、若いメノコが漁場の帳場さんなる和人を愛してゐたが、その和人が内地へ歸つたのを戀ひ慕つて歌つたものである。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
そして、そのアイノを今や和人が窮追して、敗殘劣等の人種にしてしまつた。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
アイヌは説明する、狙ふもの、撃つもの、射撃の目的は最後の一羽までにある、いらいらとして無目的な射撃はただ標的を飛立たしてしまふだけだ――、なんといふ貴重な教訓だらう、アイヌは和人よりはるかに科学的である、仕事は組織的だ、狙ふものの、生活をよく理解し、その習性を観察してゐる。
— 詩集(5)飛ぶ橇 『小熊秀雄全集-6』 青空文庫
その中央の浪打際に近く十本の磔柱を樹て、異人五人、和人五人を架け聯ねたり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
異人は皆黒服、和人は皆|白無垢なり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
されども和人の男女達はたゞ、うなだれたるまゝにて物云はず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
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和人(わじん)は、アイヌ以外の日本人または大和民族が自分たちをアイヌと区別するために用いた自称である。和人は、アイヌの側からは「シサム」「シャモ」「シサムウタラ」(「隣人」の意)と呼ばれた。類義語は、倭人。 飛鳥時代には、主に畿内の大和国に住む大和民族の事を指していた。
出典: 和人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0