早いもので
はやいもので
表現
標準
already
文例 · 用例
そんな工合で互に励み合うので、ナマケル奴は勝手にナマケて居るのでいつまでも上達せぬ代り、勉強するものはズンズン上達して、公平に評すれば畸形的に発達すると云っても宜いが、兎に角に発達して行く速度は中々に早いものであったのです。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
この光の元子は空虚を通るのではなく、物質の中を通って来るのにかかわらず、これほどに早いものであるとすれば、空虚を飛び行く場合の速度はさらに大きなものでなければならないと論じる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
長屋の者は大通りに住む方とは違いまして、御承知でもございましょうが、互いに親しむのが早いもので、私が十二軒の奥に移りますと間もなく、十二軒の人は皆な私に挨拶するようになりました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
阿難 ――成程三年、早いものですな。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
へい、貴方がお目の悪いことも、そのために此家の女が黒百合を取りに参りましたことも、早いもので、二日前のことだそうですが、もう市中で評判をいたしております。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
判官としての威厳と落着とは十分に保たれながらも、何にしても早いものであつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
早いもので、先に彼處に家の建續いて居た事は私たちでも最う忘れて居る、中六番町の通り市ヶ|谷見附まで眞直に貫いた廣い坂は、昔ながらの帶坂と、三年坂の間にあつて、確かまだ極つた名稱がないかと思ふ。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
早いもので、湖に、小さい黒い点が二つばかり、霧を曳いて動いた。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
作例 · 標準
「どんなに急いでも、早牛も淀み、遅牛も淀む。焦るだけ無駄だよ。」
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「どんなに急いだところで、結果は同じかもしれない。早牛も淀、遅牛も淀、って言うしね。」
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「まあ、焦っても仕方ない。早牛も淀、遅牛も淀、って言うだろう。」
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