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見透せる

みすかせる
動詞
1
標準
文例 · 用例
十五六匹程捕れたのを焼いておかずにして食事をした後で周りの芝生の上に横になって空気の澄み切って随分遠くまで見透せる印象派の絵其の儘の景色をボンヤリ眺めて居た私共は、叔母様の叫び声に近い言葉に跳ね起きました。
岡本かの子 母と娘 青空文庫
然し樹木の葉末を越して空が可成り広く見透せるので、時刻の推移を空の色の変化で汲み取る事が出来る。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
」 崖べりに寄つた長屋の端で二つの窓が向ひ合つてゐたから、否応なく彼女の部屋は私からも見透せるのであつた。
牧野信一 真夏の朝のひとゝき 青空文庫
皮を剥いだ、底の底まで見透せる妙な光りかたである。
林芙美子 新版 放浪記 青空文庫
――いま橋の上から、十何年ぶりで、新温泉の建築を見ていると、そのときの書生の心境をハッキリ見透せるようで頬笑ましくなるのであった。
海野十三 蠅男 青空文庫
私の健康上のプロンプターはスエコで、何しろ永年持病と戦っているから案外疲労の測定が正確で、私より先に私の疲労が見透せるらしいから、口やかましい忠告に従わなければなりません。
一九四三年(昭和十八年) 獄中への手紙 青空文庫
冬になると、林もなにも裸になって、何処もかもすっからかんと見透せるものですから、人に見つからないようにあとをつけて行くのは容易ではありません。
堀辰雄 朴の咲く頃 青空文庫
しだいに先へ進んでいって、彼はついに向こうから硝煙が見透せるぐらいの所まで達した。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫
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