稲熱
いもち
名詞
標準
rice blight
文例 · 用例
子児が長いもち竿を持って、田の中に腰までつかって、おつるみの蜻蛉をさしていた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
――インガは彼女のよいもちものをドミトリーに、ドミトリーはインガにない力を、互に与えあって、益々豊富な新しい社会への貢献をする望みだった。
— ――ソヴェト文学に現れた婦人の生活―― 『「インガ」』 青空文庫
十七八ぐるやな 女のさかい八つと九つや ちゞのさかい」思ゆらはさとめ かた夜暗いもり月の夜にいもち なくしたちゆさ」泊帆舟小や 浮ちよてちびふゆさだちよてちびふゆぬ かぢどーあやーめー」 但しこの例とても、私に意味が善く分かつたと言ふのではない。
— 濱田耕作 『沖繩の旅』 青空文庫
まこがれいもちょっと食える。
— 北大路魯山人 『洗いづくりの世界』 青空文庫
少年は家に引きかえして、まだつきたての柔らかいもちを持ってきて、小さく幾つにもちぎって、それをからすに与えました。
— 小川未明 『一本のかきの木』 青空文庫
晩ご飯の後、鯨羊羹が出されると、健一は白いもち米をぴったりと覆う薄い皮のような、艶のある黒い錦玉羹を見て、朝の船出を思い出す。
— 澤西祐典 『くじらようかん』 青空文庫
鯨羊羹の黒い表面の下にも、甘いもち米がたっぷりと控えているのだった。
— 澤西祐典 『くじらようかん』 青空文庫
」「そこで一尾ずつ呑みこんだ訳だね、生餌だと、うんこの色も臭いもちがって来るんだ。
— 室生犀星 『蜜のあわれ』 青空文庫
作例 · 標準
今年は例年より雨が多く、稲熱の発生が懸念されている。
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農家は、稲熱から田を守るために、日々作物の様子を注意深く観察している。
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稲熱にかかった米は、品質が低下し、収量も減る。
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