承知の上で
しょうちのうえで
表現
標準
intentionally
文例 · 用例
ここが帯取りの池ということを承知の上で、世間の人を騒がすためにわざとこんな帯を投げ込んだものであろうとのことであった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
」「すると、本職がです、警官がそれを怪む事は御承知の上ですか。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
「貴方は蕪木も承知の上で手を切つたと仰有つたが、蕪木の心中はどうだつたんでせうか。
— 平出修 『計画』 青空文庫
つまり承知の上で出来上るようなものですから、自然当り外れはないわけなのです。
— 岡本綺堂 『久保田米斎君の思い出』 青空文庫
銀子もためになるお客だから、せいぜいお勤めなさいなぞと、福井楼が出していたある出先の女将に言い含められ、春よしのお神から聞いて、若林のあることも薄々承知の上で出され、すでに三四回も座敷を勤めていたが、そのたびに多分の小遣いも貰い、そうそうは若林に強請りにくい場合の埋合せにしていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
御家風を存じないでもなかったけれども、承知の上で、君がたってと云ったから、」「僕は構わん。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「まさか、天満の橋の上から、淀川を控えて、城を見て――当人寝が足りない処へ、こう照つけられて、道頓堀から千日前、この辺の沸くり返る町の中を見物だから、茫となって、夢を見たようだけれど、それだって、大阪に居る事は確に承知の上です――言わなくっても大阪城だけは分ろうじゃないか。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
何だろう、とお尋ねなさるのは承知の上でさ、……また、今のを御覧なすって、お聞きなさらないじゃ、大阪が怨みます。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
作例 · 標準
危険であることを承知の上で、彼はあえて誰も足を踏み入れたことのない洞窟の奥へと進んでいった。
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批判を浴びるのを承知の上で、あえて彼は組織の抜本的な改革案を役員会に提出した。
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