生計を立てる
せいけいをたてる
表現動詞-一段
標準
to make a living
文例 · 用例
夏期の旅客を相手に一年の生計を立てるこの國の市街地は、その旅客を拒まれて、到る處に大旅館の休業が行はれた。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
その代り俺の方で惣治からの仕送りを断るから、それでお前は別に生計を立てることにしたがいいだろう。
— 葛西善蔵 『贋物』 青空文庫
其と共に、乞食行法で生計を立てるものは、寺の所属と認められ、ほかひゞと即寺奴の唱門師となつたのであらう。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
仕事と云つてもピンからキリまでありますが、その仕事は、単に生計を立てるため、俗に云ふ「食ふため」といふだけのものもあり、なかには、仕事そのものゝ社会的、或は国家的役割をはつきり標榜し得るものもある。
— 岸田國士 『文芸の側衛的任務』 青空文庫
そういう場合に最大の障碍となるのは、その賭博によって生計を立てる人種が介在することで、つまり、ボスというものの存在を許すかぎり、賭博は民衆の「遊び」として育てることはできないのである。
— 今日われ競輪す 『安吾巷談』 青空文庫
フェリクスはまもなく、自分とその家族がそのためにああいった前代未聞の圧迫を受けた腹黒いトルコ人が、恩人がこんなふうに貧窮と破滅に陥ったのを知ると、善良な感情や体面を裏切って、娘を伴れてイタリアを去り、今後の生計を立てるうえにお助けすると称して、無礼にもはした金をフェリクスに送ってよこしたのを知った。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
で、風流三昧の蘿月は已むを得ず俳諧で世を渡るやうになり、お豊は其の後亭主に死別れた不幸つゞきに昔名を取つた遊芸を幸ひ常磐津の師匠で生計を立てるやうになつた。
— 永井荷風 『すみだ川』 青空文庫
で、風流三昧の蘿月はやむをえず俳諧で世を渡るようになり、お豊はその後亭主に死別れた不幸つづきに昔名を取った遊芸を幸い常磐津の師匠で生計を立てるようになった。
— 永井荷風 『すみだ川』 青空文庫
作例 · 標準
彼はフリーランスのライターとして、細々と生計を立てている。
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都会で生計を立てるには、それなりの収入を確保しなければならない。
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趣味のイラストが高じて、今ではそれで生計を立てられるようになった。
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