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結願

けちがん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
expiration of term of a vow
文例 · 用例
其の年、霜月十日は、予て深く思召し立つ事があつて、大納言卿、私ならぬ祈願のため、御館の密室に籠つて、護摩の法を修せられた、其の結願の日であつた。
泉鏡花 妖魔の辻占 青空文庫
しかしその瞬間に自分の胸の中に自然に出来上がらしていた結願を思い出して、心を鬼にしながら、「貞ちゃんといったらお返事をなさいな。
有島武郎 或る女 青空文庫
結願の日から雨がしとしとと降った。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
結願の当日岩殿の前に、二人が法施を手向けていると、山風が木々を煽った拍子に、椿の葉が二枚こぼれて来た。
芥川龍之介 俊寛 青空文庫
見る人があやしがっているうちに結願の日になるとその蛇が死んで了ったが、蛇の頭の中から一つの蝶が出て空に昇ると見た人もあり、天人の形で昇ると見た人もある。
中里介山 法然行伝 青空文庫
結願の時種々の捧げ物を取り出でたのを法然は不受の色を表わして、「念仏というものは自らの為の勤めである。
中里介山 法然行伝 青空文庫
如法念仏の結願に当って、今日往生したならまことに殊勝の往生が出来るであろう」 と物語った。
中里介山 法然行伝 青空文庫
男|奇異しく、怖しく思ふ程に、内野にありける十歳許なる死人を、此れ川原に持行て棄てよと責めければ、男終日長谷より歩み極じて、力なく堪へ難くて、我れ長谷に三年月参りして、結願して帰る時しもかゝる目を見るこそ、実に前世の果報の致す所なめれ。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
作例 · 標準
彼は巡礼の旅を終え、無事に結願した。
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結願の日に、寺院で特別な法要が行われた。
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長年の努力が実を結び、ついに結願の時を迎えた。
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