行余
こうよ
名詞
標準
time or energy to spare
文例 · 用例
同雑誌の編輯者が一行余った処へ埋草に入れたものである。
— 夏目漱石 『長塚節氏の小説「土」』 青空文庫
彼は曰く、「もし奉行余が言を聴き、今日の急務を弁知し、一、二の措置をなさば、吾れ死して光あり、一、二の措置をなす能わざるも、また赤心を諒し一死を許せば、吾生きて名あり、また酷烈の処置に出で、妄りに親戚朋友に連及せば、吾言うに忍びずといえども、昇平の惰気を鼓舞するに足る、皆妙」と。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
そういう場合は、出版社の方で、そのページに一行余分をとっておいてくれる。
— 中谷宇吉郎 『校正の話』 青空文庫
彼は従前のごとくには、今回の『広辞苑』の編集に関して、協力する余裕は十分でなかったが、名古屋大学の行余の力をこれに注いでくれ、老父の能くせざる所を補足し、編集および印刷の進行、人事その他各般の統理に心を尽くしてくれた。
— 新村出 『『広辞苑』自序』 青空文庫
ずうっと奥へ行こうよ。
— 宮沢賢治 『二人の役人』 青空文庫
ついでと云っちゃあ済まねえが、ここまで来たからお詣りをして行こうよ」 大勢の挨拶をうしろに聞きながら、半七は観音堂の段をのぼって行った。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
ジョバンニは俄かに何とも云えずかなしい気がして思わず「カムパネルラ、ここからはねおりて遊んで行こうよ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
「今はしようないで、××膏をつけてくくっとこうよ」義母が取りなすように言っている。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
作例 · 標準
彼は仕事で忙しく、趣味に興じる行余がなかった。
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行余を使って、新しい語学を学び始めた。
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引退後、ようやく行余ができて、旅行に出かけることができた。
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