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蒲焼き

かばやき
名詞
1
標準
文例 · 用例
鰻の蒲焼き、茶碗蒸し等に至りては世界第一美味の飛び切りとて評判を得ることなるべし。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
卵の花|寿司、鰯の天麩羅、海老の蒲焼き、豆滓の寿司――などというような飲食店で、四文出せば口にはいろうという、うまくて安い食物ばかりを、選んで出している飲食店なのである。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
永井肥前守の家来辻貞叔は大福餅三百二十を平らげ、江戸堀江町の家主清水徳兵衛は鰻七貫目分の蒲焼きと飯五人前をぺろりとやってのけた。
佐藤垢石 食指談 青空文庫
脂肪をあまり好まぬ人には鰻の蒲焼きよりもこの方が舌に合うかも知れぬ。
佐藤垢石 青空文庫
虎の掛け物に、置き物は竜を置いたり、うなぎの蒲焼きと一緒にはもの照り焼きを出してみたり……すべて調和か統一かが大切だ。
北大路魯山人 梅にうぐいす 青空文庫
柳川どじょうの大もの、五寸ぐらいなのは、蒲焼きに適し、うなぎとはぜんぜん異なった風格を有し、心うれしい気の起こるものである。
北大路魯山人 一癖あるどじょう 青空文庫
どじょうにかぎって、小さいのを無理に蒲焼きにしても一向あり難くない。
北大路魯山人 一癖あるどじょう 青空文庫
東京では埼玉の越ヶ谷辺の地黒というどじょうが上物で大きく、以前、うなぎの大和田あたりで盛んに蒲焼きにして、「どかば」と称して、一時人気を呼んだものである。
北大路魯山人 一癖あるどじょう 青空文庫