柄行
がらゆき
名詞
標準
文例 · 用例
この二人が同じような柄行きで、いつも相列んで同じような役所をつとめていたので、世間一般に“御神酒徳利”と呼び慣わしていた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
前にも申す通り、二代目の甚五郎、年も若く腕も未熟ですが、小粋な柄行きで男っ振りも悪くない。
— 廻り燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
でも、二つ目になってからの修業の、今までとはまた全く柄行を異にして、めっきり辛く苦しくなってきたことを何としようぞ。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
折柄行われる予定の日吉の祭礼をとりやめると、安元三年四月、御輿を陣頭に京へくり出して来た。
— 第一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
「まあ、おんなじような、いつかの鼓草のと……」「少し違うぜ、春のが、山姫のおつかわしめだと、向うへ出たのは山の神の落子らしいよ、柄ゆきが――最も今度の方はお前には縁がある。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫