倉卒
そうそつ
形容動詞名詞
標準
hurried
文例 · 用例
(あまり倉卒にとり出すので、頭髪をすく小さいくしが、まつわってとび出したこともある)ハンケチで鼻をしっかりとおさえる。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
倉卒の際とて、儀仗を整える暇もなく、車駕幕府に入らんとした。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
「それは、どうも、遠い処を大変でした」と言ったが、いくら倉卒の際でも女を送ってくるには五人や十人の従者は来ているだろう、それは何処にいるだろうと思った。
— 田中貢太郎 『竇氏』 青空文庫
」 美奈子が、顫える声で、それに答えると、支配人は幾度も詫びながら、倉卒として去った。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
」 美奈子が、顫へる声で、それに答へると、支配人は幾度も詫びながら、倉卒として去つた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
王充のいわゆる「夫聖賢下筆造文、用意詳審、尚未可謂尽得実、況倉卒吐言、安能皆是」という見識である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
およそ災害は倉卒に発するものなり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
……いまの人も仏性ときゝぬれば、さらにいかなるかこれ仏性と問取せず、仏性の有無等の義をいふがごとし、これ倉卒なり」。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
倉卒の間に準備を整えたため、招待客への細かい配慮が足りなかったことを深く反省している。
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倉卒な判断は取り返しのつかない失敗を招くため、十分な時間をかけて解決策を模索しよう。
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事件はあまりに倉卒のうちに起こり、周囲にいた人々は何が起きたのか瞬時に把握できなかった。
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